どうなる?トランプショック
2016年のアメリカ合衆国大統領にドナルド・トランプ氏が選ばれて一夜経ちました。
誰もが予想しなかった結末だけに、世界は混乱に揺れています。
選挙前にマスコミは故意にトランプ氏への圧力をかけていたように感じます。
トランプ氏の女性蔑視かのような過去の発言を連日しつこいほどに取り上げ、氏のネガティヴキャンペーンを行い、過去の問題発言に加えてさらなるバッシングの材料として攻勢を強めていました。
確かに発言は行き過ぎでしたが、発言の行われたのが何年も前のことでした。そして直接今回の大統領選挙とは関係ない、プライベート時での発言であったこと、また発言の前後の会話の内容が切り取られていて視聴者が知り得ないために、どのような状況だったのか分かりかねます。これは氏への評価を下すのには不十分に感じます。氏への個人攻撃とも言える報道内容はあまりにも大げさに扱われていて違和感を覚えました。
また、ヒラリー・クリントン氏の私用メールを公務に使った問題も機密情報を扱う上でセキュリティ的に問題があると取り上げていました。
しかしヒラリー氏へのマスコミのバッシングはトランプ氏のものと比べて扱いが軽く、トランプ氏への個人攻撃とは比べ物にならないほどでした。国家間の安全保障上、機密情報を漏らしかねないこのようなヒラリー氏の姿勢は一国を背負う大統領としてはふさわしくないことは、現在要職にない人物に不当に情報を教えたとして問題になっている韓国大統領のパク・クネ氏のことで明らかです。
一個人の女性観より機密情報漏洩の方が重大なのは火を見るよりも明らかです。マスコミの偏向報道には不信感すら感じました。
しかし今回マスコミの、また多くの選挙予想を覆す形でのトランプ氏の勝利。氏の個人的価値観や過去の発言が多くの人を不快にしたり、不安な気持ちにさせたことは問題であるのは言うまでもないですが、マスコミが中立を守る報道姿勢を貫かなかったこともまた問題であると感じました。
混乱は続きますが、わたしたちは結果を受け止め、前に進まなくてはなりません。
トランプ氏がどのように動くのか、世界が固唾を飲んで見守っています。
決着ッ!アメリカ大統領選挙2016
2016年、アメリカの大統領選挙は今日ひとつの結果を迎えようとしています。
共和党候補であり不動産王という異色の政治家のドナルド・トランプ氏が当選し、これから4年間に渡ってアメリカ合衆国の大統領となりました。
トランプ氏はこの選挙で常にダークホースでした。多くの人が彼が選挙で選ばれるとは思っていなかったと思います。
共和党内で候補として名乗りを上げた去年には泡沫候補同然の扱いでした。
それもそのはず、周りの候補たちは軒並み政治家としてのキャリアを積んだエリートばかりで、トランプ氏だけがもともと政治家ではなかったからです。
それでも彼は戦うことを諦めませんでした。選挙戦では常に物議をかもす発言を続け、世間の注目の的となり、共和党の大統領候補として指名されました。
その後も発言が過激過ぎて問題視されることも多かったです。
メキシコの不法移民対策ではメキシコとの国境に壁を作ると言いました。
ISのテロリストの問題では全てのイスラム教徒をアメリカから追い出すと言いました。
ヒラリー・クリントン氏との大統領選挙終盤では、女性蔑視のような過去の発言が取りざたされました。
それでも常に選挙戦の輪の中心にはトランプ氏がいました。
人々の注意をいかに惹きつけるか、選挙に興味のない層にいかに取り込むか。
結局対抗馬で当初大本命と思われていたヒラリー・クリントン氏が敗北したのはそこだったのかもしれません。
トランプ氏は既存の政治のあり方に疑問を掲げ、常にアウトサイダーとして振る舞い、現行体制に不満を抱える有権者の取り込みを図りました。その姿は変革を求める改革者として、有権者の目に映ったのかもしれません。
一方、ヒラリー氏はメール問題を発端に、ウォール街出身の富裕層であり、ワシントンの現行体制に染まりきった信用できない候補というイメージを拭いきれなかったのかもしれません。
トランプ氏がアメリカをどう変えるのか、日本との関係性はどうなるのか、世界はどう変わるのか。
注目して見守っていきたいと思います。
攻殻機動隊、ハリウッドで実写映画化へ。
日本の人気アニメで海外にも多くのファンを持つ攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLが実写映画化されます。
舞台は近未来の日本。
科学技術は現在よりはるかに高度に進化しました。
マイクロマシンを駆使することにより人は脳を電脳化することができ、脳内で直接インターネットにアクセス出来ます。情報がより簡単に誰にでも扱えるようになりました。
またロボット技術の進歩によりアンドロイドが現実のものとなり、身体をサイボーグ化することもできます。これを義体といいます。これにより人間の身体は義手や義足が使いやすくなり、よりパワフルで力強い身体を手に入れることが可能になりました。
現代より複雑化する超高度情報化社会において、電脳や義体が関わる新たな形の犯罪が行われ、主人公たち警察官の「公安9課」、通称「攻殻機動隊」が事件に立ち向かい活躍するといったストーリーです。
もともと原作は士郎正宗氏の漫画でそこから1995年にアニメ映画化されました。
その後アニメシリーズで続々とシーズンを重ね、さらなる映画シリーズが発表されました。
小説やゲームも発売されました。
Paramount Picturesのyoutubeチャンネルでは先行映像も配信されています。
主人公たち公安9課のリーダーである、荒巻大輔役をビートたけしさんが演じます。
映画は2017年3月31日に公開です。
今からどんな映画になるのかたいへん楽しみです。
値下げ!ドーナツの老舗チェーン、ミスタードーナツの生き残りをかけた決断。
明日11月8日からドーナツチェーン店の大手、ミスタードーナツが商品の値下げを始めるそうです。
対象となるのは35品目。
ポンデリングなどが130¥から100¥に変わります。(税別)
また値下げの代わりに百円セールはなくなるそうです。涙目です。
わたしの好きなオールドファッションが値下げ対象に含まれていなくてそれにも涙目です。
近年急速に経営が悪化し、続々と店舗を閉店させているミスタードーナツ。
我が国ではほぼドーナツ産業を独占し、業界トップの地位にありながらの突然の業績悪化。
一体何が起こっているのでしょう。
まずドーナツの材料である小麦粉、砂糖、油などが軒並み高騰。
加えて人手不足による人件費の高騰も営業赤字に追い打ちをかけます。
また最近の大手コンビニ各社によるドーナツ産業への進出。
セブンイレブンにローソン、ファミリーマートもドーナツを売り出します。
晴天の霹靂とも言える強力ライバルの参入。かゆいところに手の届くコンビニ商法はドーナツという新しい武器を手に入れました。
コンビニ店舗でお客さんに好評な出来たてコーヒーとのドーナツのコンボでますますミスタードーナツは苦しめられました。
大胆な値下げで巻き返しはなるのでしょうか。
老舗の華麗なる復活に期待したいと思います。
ミスタードーナツにもおいしいドーナツを安く売って末長く続いてほしいですね。
いいことあるぞ〜♪、ミスタードーナツ!♪
「君の名は。」、「聲の形」を振り返る
アニメは普段あまり見ません。
昔は見ていましたし、見るのも好きでした。
しかし、大学での勉強や仕事が忙しくなってしまい、だんだん見ることも少なくなってきました。
ですが、今年の夏休みアニメは見に行きました。たいへんよかったです。
というよりまだ上映しているみたいです。長いですね。
今年の夏休みアニメは「聲の形」、「君の名は。」です。
特に君の名は。の大ヒットは凄まじく、テレビでその盛り上がりようが毎日のように伝えられていました。
どちらも高校生が主人公であり、誰もが持っていた純粋さやひたむきさ、若さや無鉄砲さ。
年をとって大人になるにつれて失われてしまいがちな、その日その時を精一杯生きる、若者の熱い思いのようなものが、生き生きと描かれていました。
主人公たち登場人物のリアルな表情や仕草はもちろん素晴らしいかったのですが、わたしがとくに目を奪われたのは、君の名は。の背景シーンです。
とても細部まで緻密に描き込まれていて、普段目で見ている風景と比べても遜色ないというよりそれ以上の出来でした。
構図や流れるように滑らかに映し出される映像は、都会や田舎の風景に限らず、美しいだけでなく幻想的ですらありました。
自身の目では見ることのできなかった、他人の目から見たような情景を新たに見ているかのような不思議な気持ちになりました。
ぜひもう一度見て、あの興奮や感動を味わいたいものです。
すいぞくかん!
毎日暖かかったり、寒かったり。天気がよかったり悪かったり。風が強く吹いて、砂ぼこりが舞い上がったりと、季節の移り変わりを感じます。
今回は水族館に行ってきました。
1年に何回かは水族館にようもなく足を運びたくなります。
遺伝子に刻まれているはるか昔に生まれた母なる海のことが懐かしくなるのか、それともただ水族館の魚や動物たちに癒されに行くのか。
水族館の薄暗い通路から見上げる水槽の中はまるで別世界のよう。
青く輝く海の中を魚たちご元気よく泳ぎ回っています。
小さい魚もいれば大きいものもいて、早く泳ぐものもいればただただ何も考えずにプカプカ浮いているように思えるものもいる。カラフルな蛍光色を放つものもいれば、地味な暗い色をまとっているものもいる。
数千数万の大群で泳ぎまわる小さい魚はイワシであっただろうか。ピカピカと光を反射して仲間たちと海の中に竜巻を作り出している。ぐるぐると渦を巻いて動き回るのを見ていると、まるで多くのイワシたちが集まっていることを忘れ、今まで見たことのないほど大きい魚が海の中で舞い踊っているような気にさせられる。
海の青は空の青とも川の色とも異なる。
わたしには海の青がときどき妙に恋しくなって魚たちに会いに来てしまうことがあるのです。